GAKU blog 新たな作風を求めて!

吉田南岳が手掛けるCERAMIC-STUDIO GAKU

四字熟語「創業守成ーそうぎょうしゅせい」

「創業易く守成は難し」新たに事業を興すこと
も難しいが、その事業を衰えないように維持
していくことはいっそう難しい。
唐の太宗が臣下に創業と守成とはどちらが難しい
かと問うたのに対し、功臣の魏徴が答えたことば。


痛感します・・・・・・GAKU




進化を求め
花器1

昨日、注文の花器を造りました。

花器2

取り組んだことの無い形、試行錯誤の世界がたまらなく楽しい。
1.6kg使用  H27cm W最大11cm
中旬までに完成させなくてはいけません、一発勝負でこの中から
4個取れればOKなんですが、どうなるでしょうか。



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四字熟語「歳寒松柏ーさいかんしょうはく」

寒い冬でも松やコノテガシワの葉が緑を保って
いることから、人が逆境に置かれても、
艱難にたえて思想を変えないことをたとえていう。

常に逆境に置かれていると思わなくては・・・・GAKU




今日は、時間をつくり展示会へ行って来ました。
Ildono - 北海道千歳市
家具と生活雑貨 イル・ドーノ 
                  
千歳市長都1216 ℡0123-40-8686




【参加作家】
杉田真紀(2日在廊)
蔦井乃理子(1日在廊)
橋本忍 (2日在廊)
前田育子(1日在廊)
山田雅子(1日在廊)

イル・ドーノ1

光彩を上手に取り入れた展示室1Fの風景

イル・ドーノ5

何気ないスペースにも作家たちのお洒落な器を演出。


イル・ドーノ3

光が暖の役割をし、とても暖かな室内2Fの風景

イル・ドーノ4

こちらも2F、大きな窓から見える景色はきっと四季が楽しめるように
工夫されているんでしょうね。


イル・ドーノ2

2F奥には落ちついたリビングがあり、静かに器たちがお出迎え。


こちらのildonoさんは、家具を中心としたギフトショップです。
詳しくはこちらを覗いてみてくださいね。(FaceBookの方がより詳しいです)



外観もお洒落で、一戸建て住宅を事務所として活用されている感じで、
〇〇工務店・設計事務所的会社とはまた違った感じ、
「素材を大切に考えるデザイン会社」と捉えてよいと思います。(合っている?)

各作家さんの器たち「気持ちよさそ~」に癒されてました。

機会があれば、自分の器も「気持ちよさそ~」にしてあげたいものです。

在廊の橋本氏・杉田さん・洋平くんと久しぶりに話ができとても楽しく
拝見できました。
ildonoのスタッフの方も親切に説明いただき感謝いたします。
(建屋の説明ばかり聞いていたような 笑)


*今季初の雪道運転、ちょい疲れモードで帰ってきました。
 やっぱ冬道は嫌いだ!



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四字熟語「丹誠無二ーたんせいむに」

「丹誠」は「丹精」とも書き、誠実な心、
まごころのことで、他に類をみないほど誠心誠意
ことを行うさまをいう。

造るときも、接客するときも、心がけたい・・・・GAKU




鉄人2号機が直り、初めての本焼きでした。

IMG_9097

炭化焼成(冷却還元)の作品ですが、いい感じに仕上がってます。
下から4段は、以前報告した「はしもと珈琲館」の年末コーヒーフェアの
プレゼント用マグです。

IMG_9102


鉄分が反応して素地が青黒くなり、中は白鳳マット、口元は石灰透明釉を浸し掛けで、
下の線文様は素焼き化粧土を使い象嵌してます。


参考画像(象嵌) スポイドにて化粧を埋め込み、乾燥後スポンジで処理
素焼き化粧



参考画像(施釉) 白鳳マットを中に掛け外は口元より3cmほど浸す。
施釉完成

釉薬は全て自作、中に使った白鳳マットは昔市販品を使ったときに
いい感じでしたので、釉調を見て作ったものなので、
正式ではないかもしれません。(雰囲気が合っていれば良しとします)

この仕上がり感が好きで、かれこれ20年ぐらいはまってます(よくも飽きないものです)

冷却還元の特徴は硬く焼き締まること(陶土では一番と思います)
釉薬を薄掛けすると結晶体を持って光ることです。

リスクもあります、還元焼成のため中心があっていないものは
正直に変形し、ロスが出てしまう点(私の造りが悪い 笑)
1割は覚悟してます ハイ!

一番のリスクは、やはり熱線に負担をかけること、もう一つ
還元同様一窯一窯の色合いが安定しないことです。

以上を考え大量注文は、かなり神経を使い、数量も多めに造りますが
好きでやってることなので、慣れちゃいました。(強がりです)

興味のある方は、チャレンジしてみてください。


札幌陶人社の柴田さんへ、2基ともすこぶる良いです、ありがとう!




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四字熟語「旧染汚俗ーきゅうせんおぞく」

古くからしみついている悪い習慣。

今選挙、民あっての国と本当に想っている
人を選びたい・・・・・GAKU


昨日は、大変な一日でした。

水墨画1

朝8:00工房からの風景

水墨画

まるで「山水画」?いえいえ実際の写真です。
モノクロの世界、カラーで撮ってもモノクロになるんだぁ~。

この時点では、この後大変なことになるなんて思ってもいません。

そうです全国ニュースにもなり、爆弾低気圧で5万戸あまりが停電。
この日、本焼きタイマーによりAM9:00には還元がスタートのはずでしたが、
「ちょっと待てば直ぐに復旧するでしょう」なんて気楽なこと、
携帯ラジオ無し、情報が解らん!窯の取説の10分以内なら
継続焼成が可能と記していたが、その時間もとうに過ぎて、本日の
本焼きは諦めました。
電気が無ければろくろも挽けず、水道も工房はポンプで式でこれまた
使えないので、今日の作業は休みと決めました。

孫も小学校が停電で、途中帰宅したので積もった雪で遊びのんびり復旧待ち!
嫁の父が携帯ラジオを持ってきて「こりゃぁ~大変なことになっているぞ!」
「このまま復旧しなければ、暖房・灯の確保しなくては」ここから慌てて
反射式ストーブに灯油補充し、アウトドア用ランタンの点検(電池交換)
ろうそくの準備と妻は暗くなる前に夕食の準備。
外では信号機が機能しない・コンビ二などのお店が休み、食材確保に
停電地区でないところまで買出し状態。

PM7:00過ぎた頃には復旧して、ホットしましたが自然の怖さ、電気の依存度、
人間は弱い生き者ということが実感できた日でした。

未だに1万4千戸弱が停電状態とのこと、早い復旧を祈ります!
(北電の皆さん頑張ってください)




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四字熟語「烏兎匆匆ーうとそうそう」

「烏」は太陽、「兎」は月のこと。
「匆匆」はあわただしいこと。
歳月の過ぎるのが早いこと。
月日のたつのが早いこと。

今年も残すところ36日、早いものです・・・GAKU



今日は、明日の本焼きに向けて施釉作業です。

施釉完成

中の釉薬が終わり、外の段階で予定では石灰透明釉の吹き付けの
予定でしたが、急遽変更しました。
石灰透明釉を薄めて浸し掛けに変更しました。

呑む時の感じで、汚れが付き難い方を選択しだけですが、
結果オーライになる事を祈ります。



釉薬の濃度を変える技法(そんな大そうな技法ではないです)は
以前にも述べましたが、たとえば石灰透明釉は普通の濃度で
掛けると、艶のあるガラス質と解る透明釉ですが、極端に薄く
することで、素地の質感を残した感じに仕上げることができます。

殆どの釉薬は極端に薄く掛けて焼くと、透明色に近づきます。

釉薬全般に言えることは、ガラス質の厚みがあり、釉薬名に沿った
透明・失透・乳濁・結晶となり、着色材を加え焼いた結果として
色調と質感(高温いよる化学変化)で決まっています。

逆に考えて、釉薬名に捉われず、濃度も自由に焼き方も自由に
考え、焼いた結果で他に無いような雰囲気をつかめれば、そこに
新たな発見が生まれるわけです。

薄すぎて・濃すぎて失敗と捕らえるか、新たな発見と捕らえるかは
脳の柔軟性が決めて!(書いてる自分は 固いかなぁ~ 笑)

簡単に言えば「釉薬名に捉われるな」と言いたいだけなんです。
(釉薬名や焼き方に拘っていられる方は、無視してください
悪気はありません、お許しください)



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