GAKU blog 新たな作風を求めて!

吉田南岳が手掛けるCERAMIC-STUDIO GAKU

2011年11月

丸皿大赤まね

陶芸の世界では土も釉薬もガラスも兄弟?
(簡単に言えば高温で焼いた場合解けてガラス化になる物)
個々に言うと陶土・釉薬・ガラスと区分される。

何故こんなこと書くの?と言えば、「釉薬とガラスは兄弟」はご存知であるが
土も兄弟であることが以外に知られていない。(ご存知の方は読まなくて結構です)


一般に陶芸の世界では本焼の焼成温度1250℃前後といいますが、
何故この温度なのだろうと疑問を感じた方はいませんか。

日本の陶芸では、水が染みない漏れないものが焼き物と位置づけているので
市販粘土はこの1250℃前後で形を保ちガラス化になり水を通しにくくなることで
焼き物が完成となります。

本題の土も兄弟ですが、形を保ちが問題で
簡単に言えば焼成温度を更に上げていき形が保てなくなり崩れ最後には液状化して
ガラスに似たものになる訳です。
ですから、土(陶土)も釉薬の仲間即ち兄弟となります。

詳しい方は沢山おられると思いますし、詳しい教本も出ていますので
興味のある方は調べてみてください。

*記述中に一部当てはまらない焼き物も有りますが、あくまで一般論ですので
 了承下さい。

私の教本は光芸出版の著者芳村俊一・理工学社出版の著者大西政太郎が
代表です。





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今年も早いもので残り1ヶ月余りになってきました。

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容量250ml
こちらのマグはお世話になってます「はしもと珈琲館」の恒例「年末コーヒーフェア」のプレゼント用に仕上げたものです。
1年間の感謝の気持ちとして毎年行なってますが、詳しくは「はしもと珈琲館」HPで近々お知らせが有ると思いますので、確認してください。(自家焙煎コーヒー豆を購入したお客様対象です)

尚、はしもと陶芸館及び当ギャラリーにも展示販売予定してますので、
豆を買わなくても購入できますので安心下さい。
(12月中旬には展示できると思います)

今年のマグは赤土を使い素焼き後5mmのマスキングでラインを抜き、
中はカオリンマット釉に外は透明釉を軽く吹付けし、炭化焼成(冷却還元)にて仕上げてます。

以前粘土を変える記事を書きましたが、釉薬も配合を調整して今回やっと自分なりに納得した
風合いが掴めましたが、粘土を変える事は意外に大変で、粘土の収縮率からくる釉薬との
マッチングや基準にしていたトンボの微妙な調整、板物のそり具合など「あ~これもか!」
いろいろな所で{うっ?」となってしまうことが多々。

今回はまず市販粘土のみの調整でしたが、採取粘土のブレンドも早急に
完成させなければなりません。(こりゃ~年越す可能性大)




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酒器

酒器と言えば徳利とぐい呑みが定番と思っていましたが、
近年酒器の形が変わってきているように思います。

豪快=男性からオシャレ・かわいい=女性も酒器を使う時代ですので、
造り手も時代に合う提案をしていかなくてはいけませんね。

容量も少なく一合、形もシンプルで持ち易いことを基本に造りました。
更に燗酒ではなく冷酒をメインに考えボトルから容器に入れやすいように
広くしました。


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タンブラー

こちらは氷を入れて使うタイプで洋酒・焼酎・水でも自由に使え
中の黒釉の効果で液体が輝いてきれいに見えます。


どちらも外側には化粧のみで本焼き後にひたすらペーパーで磨き作業、
最後に防水加工を3回施し終了。
(焼き上がってからの作業の方が大変かも)





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小さめの蒸碗


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碗の位置を少し奥に


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横から見たら解り易いと思います。
プレート皿は真四角でも、碗の位置を工夫するとスプーンがきれいに収まりました。

コース料理用なので、少し小さく作りました。(片手で持てる大きさです)
オーダー品ですが何点かはギャラリーに展示できるので、興味のある方是非
実物を見てください。

蒸碗以外にもいろいろ使えそう、自分はライチ入りシャーベットが食べたいな~。




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今日は再チャレンジの表札の削り仕上げです。
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下書き完成でこれからが大変な削り作業がスタートです。


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削りPM10:00終了、実作業時間8時間で細かい作業の繰り返しでした。


もう少し斜めから一枚
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再チャレンジと言う事は、そうです前回失敗しております。
手間の掛かる作品ほど失敗のときのダメージは大きいので、
今回は是非成功したく思いますが、まず素焼き成功を目指します!

オーダー作品ですが、かなり待っていただいております、
これで終わらせたいな~  いや絶対終わらせるぞ!(気合で終わるほど簡単では無いですが)





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