GAKU blog 新たな作風を求めて!

吉田南岳が手掛けるCERAMIC-STUDIO GAKU

2012年08月

四字熟語「大人大耳ーたいじんたいじ」

徳が高く、心に余裕のある人は、こまかなことを
いちいち耳にとめないことをいう。
「大耳」は、聞く態度がおおらかで、こまかいこと
を気にしないこと。

細かすぎる自分、徳がない・・・・・GAKU



今日は、教室日で日中の生徒さん、小鉢の削りを
しました。
IMG_8588

「沫雪」希望ということで、口元まで削り130g~150g内に
仕上げました。
直径10cmほどの大きさですから、軽いほうと思います、
このくらいにしても釉薬が厚めですので、仕上がりが結構
重くなります。

「今までこんなに軽くしたことない~」とびくびくして削ってました。


それにしても、この残暑ちょっと異常?
IMG_8582

今季最高、工房内の室温が33.9℃、おかし過ぎますね。
削りのとき背中に直、日差しが当たる、生徒さん保冷剤
タオルでくるみ首に巻いて奮闘しておりました、
お疲れ様でした。

終わって、いつもの湧水に氷を入れ二人で「美味しい~」と
連呼。本当に美味しい水が近くにあることに感謝します。



1クリックの応援よろしく人気ブログランキングへ




こちらもよろしければにほんブログ村 美術ブログ 陶芸へ


四字熟語「念力徹岩ーねんりきてつがん」

「念力岩を徹す」と読む。
不可能と思われるようなことでも、
真心をもって一心不乱に事を行なえば、
成らぬことのないたとえ。

真心、大事です・・・・・・GAKU


先日、新たに完成しました「沫雪」菓子鉢

IMG_8574


中の縮れも程よくでました。
IMG_8572


今まで何回本焼きしたことか、最高で一年360回焼いたことが
あるが(複数台の窯)、当時は商品をひたすら焼くことに精を出し
ワクワク感があまり無かった記憶がある。

トータルしたら、およそ5000回以上は焼いたと思いますが、
その中でワクワクしたのは、新しい取り組みにチャレンジしたときです。

釉薬を初めて作ったとき、炭化焼成を初めて焼いたとき、
採取した土での焼きなど沢山あるが、いずれも「おぉ~!やった~!」
と思ったことが無い。

大半が「あれ?こんなはずじゃ無い!」と殆どが火の神に付き返される!
諦めるか否かは本人次第、今日の四字熟語じゃないけれど、念力徹岩の
思いで向かえば、火の神もご褒美をくれる。

よく言う「失敗は成功の元」は成功するには、その失敗を観察する知識と技術が
要求される、知識は書物や先輩作家からだけでは無く、実体験こそ大切と
思います。

「なぜ?」から始まり、「やったぁ~」と成るために基本を考え直しリトライする、
その繰り返しが「知識と技術」の一体が身になると、私は実感してます。

まだまだ修行の身、念力岩を徹す精神でチャレンジだぁ!


応援の1クリックを人気ブログランキングへ




こちらもよろしければにほんブログ村 美術ブログ 陶芸へ




四字熟語「車載斗量ーしゃさいとりょう」

車に積み、斗枡(とます)ではかるという意から、
数のたいへん多いこと。
また、数は非常にたくさんあるが、すべて平凡で
あることのたとえ。

魅力のある作品を造りたい・・・・GAKU


「沫雪」が・・・・・・・なんだぁこりゃ~。
IMG_8549

色気をだし、隠し味を加えて焼いたらこんな結果に。

IMG_8548

予想とははるかに違う焼き上がりに、しばし凝視状態!
「何がこうなるんだ」「沫雪でなく、泥雪だ」

うっ?いや待てよ、こういうのが詫び寂の世界観?
もしかして名品の仲間入りか!

いやいや解ってます、そんなこと無いことぐらいは、
誰がなんと言おうが「失敗は失敗」、予想通りなるまで再度
挑戦します。


目指す方向性は「伝統から現代へ」と決まっている、
形だけではなく、色合いも追求したい、だからいつまでも貪欲に進みたい
自分がいます。


先日、ある大先輩がわざわざ工房まで来てくださいました。
「今回の沫雪とてもいいですね、頑張って追求してください」と
お褒めいただき、本当にありがたく思いました。

武器を磨くことがこれからの自分に必要と再認識し、
また、こういう出会いもきっかけにしなくてはいけませんね。


応援の1クリックを人気ブログランキングへ




こちらもよろしければにほんブログ村 美術ブログ 陶芸へ


四字熟語「形影相同ーけいえいそうどう」

「形影相(あい)同じ」と読む。
形態が曲がっていれば影も曲がり、
形態がまっすぐであれば影もまっすぐになる。

人の行いの善悪は、その人の心の善悪に
よるということ。

あなたの影大丈夫?・・・・GAKU



おはようございます。
今日も残暑きびしい一日になりそうです。

みなさん!板皿を作るとき、それも楕円皿を作るとき
型紙を作りますよね、そのとき上手に楕円が描けない
方の為に少しは参考になるかと思い、紹介しますね。

IMG_8542

型紙用の材料に画鋲を2個と伸びない紐と鉛筆があればOK。
描き方はこちらで紹介してますので参考にしてください。

画鋲の間隔を狭くすればするほど、円に近づき広くすれば
細長い楕円になります。

紐の長さによって楕円の大きさを調節できますので、
希望の大きさにする計算式があるのでしょうが、そこまでは
解りませんが、やってみると本当にびっくりするくらい簡単
ですのでお試しあれ!

コンパスを使って楕円を描く方法もこちらで紹介してますので、
参考になれば試してください。


すでに知っている方はいると思いますが、解らなかった方には
朗報と思い紹介しました。

私は、この楕円の描き方はNHK教育で放送していたのを
見て「おおぉ~!」と感動しました。
それ以来NHK教育、特に数学の図形の放送のときは
何か期待感を持って観てしまう(笑)




アピールにご協力下さい人気ブログランキングへ




こちらもよろしければにほんブログ村 美術ブログ 陶芸へ

四字熟語「是是非非ーぜぜひひ」

よいことはよいとして認め、悪いことは
悪いと、公平な立場で事を行うこと。
「わが党は、国の政策に対しては、あくまでも
是是非非の立場を貫くつもりである」

現代の政治・・・・・寂しい   GAKU

貫く・・・勇気が要ることですね。



昨日は、江別市セラミックアートセンターへ行ってきました。
IMG_8504


実は企画展の当番日
IMG_8506

凍土会展2012「~器の生まれるまで~」がこちらで開催中。

会員である私も参加しており、一日だけですが当番に行ってきました。

IMG_8519

道内の粘土を50%以上使っている作家集団で、今年で2回目
の企画展となります。

IMG_8518

「沫雪」シリーズのみで、今回は展示しました。

IMG_8511

IMG_8513

IMG_8514

照明が全てLEDになって会場全体が青白っぽい感じです。

IMG_8520
IMG_8522

成型・素焼き・本焼きと作品のプロセスが有る程度わかるように
展示してます。

12名の参加ですが、以外に驚いたことは収縮率より、
素焼きと本焼きの焼成温度が各自工夫をして、
粘土に有った温度で仕上げていることです。

素焼き600℃の方や本焼き1190℃の方など、一般的な温度より
低めですが、試行錯誤のうえ出た答えなんですね。

北海道は良い粘土があまり無いと言われる中で、
各自が拘り、研究し道内産粘土を手に入れ作品に反映している。

焼き締め以外、釉薬という衣を着せてしまうと解らなくなってしまう
素地、「それなら市販の粘土でもいいんじゃないの?」
確かに市販の粘土は扱いやすく杯土にする手間もいりませんね。

しかし私がこの世界に入った最大の理由「0から作れる世界感」です。
誰の手も借りず自ら考え失敗し、幾度と無くこの繰り返しをしても何処か楽しく、
チャレンジを続ける事ができる理由は、「充実感」これしかないのです。

「商品を作るのか」「作品を造るのか」あなたはどちらを選ぶと問われれば、
今は即「作品を造る」と答えます。

器は商品にも作品にもなる、違いは造り手の意識と思います、
後者を選ぶ以上、拘り手を抜かない、だから素材が大事になる。

窯・粘土・燃料・道具など、すべて手作りとなれば理想ですが・・・
無理と思うより、無理ではないと思いたい。


今回の当番で感じ、自問自答しました(かたいなぁ~、つかれるわぁ~)
はい自分も疲れました!(笑)

8月26日まで開催しておりますので、お近くの方是非足を運んで
観てください、お気に入りは購入も出来ますよ!

1Fでは「ノリタケ展」も開催中です。




アピールにご協力下さい人気ブログランキングへ




こちらもよろしければにほんブログ村 美術ブログ 陶芸へ

このページのトップヘ