GAKU blog 新たな作風を求めて!

吉田南岳が手掛けるCERAMIC-STUDIO GAKU

2018年06月

北海道にも梅雨か?連日の小雨続きですが、今日は少し晴れ間が出て気温も上がりましたが、明日からまた雨が続きそう!
乾っといこうよ!テンション上げたい!

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窯詰めが終わり、マイコンで明日の2:00スタートにSETしました。冷却還元なのでさすがに明日は外出は出来ませんが、便利な機能です。
凍裂の釉薬は溶ける幅があるので、上までびっしりとつめました。
全部真っ黒黒スケ笑。

明後日は窯を開けずにそのまま酸化焼成にはいり、2日置いて窯開けですから、最低4日は掛かることになる、それまで中がどうなっているか分からない、毎度窯開けはドキドキですが、このドキドキが陶芸の最大の魅力である事には間違いない!

綺麗な縮れが出ますように…祈る!

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陶芸を始めた頃、全国の有名窯業地の作品に憧れた時期があった。
色物なら志野や萩に唐津が、焼き締めなら備前や丹波に越前と出来るわけないのに何でもチャレンジしていた。

その中でも萩焼きが特に好きで、書物などから釉薬の配合を真似てトライしよく失敗していました。

失敗の原因は根本にある粘土が違うこと、それじゃ粘土も取り寄せようと思い、配合済みの萩の粘土からスタートして、最後の頃は単味の3種類、大道・金峰・三島を取り寄せ自分で配合し、更に萩砂も入れて杯土にして作りました。
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今はこれ一つしか手元に残っていません。
縮れが出て、当時はよくここまてやったと…。
梅花皮と言う人が良くいますが、実際の梅花皮は焼成段階で窯の中の水分に影響されると私は思っていますので、これはあくまで縮れと表現してます!

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あれから25年程経ち、ベースの萩焼きの研究が有ったからこそ「沫雪」が生まれたこと、研究したものは無駄なものは一つもないと思います。

知識と技術の引き出しは多いに越したことはないと…。


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今日は朝から大雨!
夕方には雨も上がりくもり空になりました。
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施釉の準備、撥水剤塗ってこれから釉薬掛けて窯詰めの準備です。

以前は底にロウを塗っていましたが、今は殆どが撥水剤での作業です。
撥水剤も現代陶芸の必須アイテムでしょうね!

撥水剤と漏れ止め防止剤のメーカーさんの改良は本当にありがたい限りです。

一昔前なら、ロウで釉薬をはじき、焼き上がりにペーパーなんて掛けずに米のとぎ汁で煮たりして(本来ならこちらが自然)漏れ止めして販売していた。
近年は撥水剤塗って釉薬をはじき、焼き上がりにペーパー掛けで、漏れの心配のあるものは漏れ止め剤に浸けしっかり乾かして手を掛けている。

以前は使う側に漏れ防止をお願いして更にザラつきは使い込むと滑らかになりますよって…!
陶器はどうしても染み込みやすい、染みも「味」と理解していただき、造り手と使い手の暗黙の理解が有ったが、近年は完璧な完成品を求める方が多くなりましたね。

特に「味」についてはただの「汚れ」と認識して、いつまでも購入した時と同じ状態を保って欲しいと思っている方も少なくない。
お願いとして、購入の際に栞に記されている、「使用前に」を読んで理解していただけたら本当に助かります。
俗に言う取説なんですけどね!

これ以上書くと愚痴(既にしっかり愚痴笑)になるのでこの辺です終わり。

秋の個展の告知

神奈川県鎌倉市御成町1-7
レンタルスペース吾 (われ)
にて「吉田南岳 器展」を開催

JR&江ノ電
鎌倉駅西口より徒歩1分です。

会期は、
10月3日(水)~9日(火)
10:30~18:30
3日は13:00より

ギャラリーさんをお借りしての個展は
本当に久し振りです。
予定として全日在廊予定でおりますので、
ご来店お待ちしております。

ラインナップは凍裂シリーズがメインとなり、
アイテムは追い追いお知らせさせていただきます。

鎌倉見学はできそうも無いですが、大好きな所での個展は嬉しいですね!


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何年か前に納品したカップ&ソーサーが破損したという事で、追加のオーダーをいただき制作しました。
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この形、久し振りなので最初の10個ぐらいもたもたして上手くいかない!
当時結構作ったはずなのに…もたもた笑。

当時黒釉が欲しくて作った最初の作品、当時焼き上がりを見ておぉ〜!と喜んだ記憶があります。

あれから数年、少しは喜んでいただける作品に成ったのだろうか?
技術には終わりは無い!作り込む、失敗をするの繰り返し、目的が有るから苦にならない!
諦め棚上げしているもの、いつかそいつも棚から下ろしてリトライいなくちゃ!

終わることの無い探究心こそ、物作りの核心と自問自答!


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今年のWC番狂わせ多いこと…。
毎晩遅くまで観ている方は寝不足ですね!

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今日は素焼き
乾きが心配なものもあったので、プログラムの乾燥からスタートして素焼きに突入、この乾燥のプログラムってありがたいです。
時間は多少掛かるけど安心して焼ける、私の窯シンポのプログラムですが、どうも乾燥のプログラムが無いものもあるようで、新しい古いが関係しているのか分かりませんが、私にとっては有難い。

何年も窯詰めしていると詰める手順が迷わなくなる、パズルのような世界、残さず詰めれた時はどこか嬉しい!

私はいつもツク(専用の支え柱みたいなもの)を置いて作品の組み合わせの高さチェックをします、これも長年やっていると自然に組み合わせが出来るようになるから本当に不思議、実践の繰り返しの大切さに尽きます。

たまにはぶつけてボツにしてしまうチョンボもやらかします…人間だね笑


詰める時、慎重になりますが、素焼きの窯出しの方が気を使います、引っ掛けたり倒したりと破損してしまうので要注意です!


明後日その要注意日だ笑!

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