GAKU blog 新たな作風を求めて!

吉田南岳が手掛けるCERAMIC-STUDIO GAKU

2021年06月

北海道は梅雨が無いと言われてますが、近年そうも言えなくなってるようです。

特にこの時期には太平洋側は霧の日が多く、ジメジメと湿度も高く北の梅雨と表現されるようになりました。

昨日までは気温も高く暖かかったのですが、今日は霧雨で寒い感じがします。

7月に入れば更にこんな日が続き、作品の乾燥にも影響してきます。

久しぶりに凍裂の飯碗が完成。
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黒い器は夏は苦戦!
早くオリジナルの白い釉薬を完成させなくては…そんな事考えて2年目になってる笑。

きっと白系の釉薬ほど多種多様に有るんじゃないかな?
そんな中でオリジナルの釉薬を見つけ出すって大変ですが、本腰入れて取り組む時期に来ている。

先日綴った逆算の理論から考えて、粘土は白い方が良さそう…後は釉薬の風合いを思い通りに作れるか、試作の繰り返しをするしか無いかな?!

凍裂のような納得いく白が出来るまで頑張るしか有りません。

北海道の新型コロナの感染者数が激減して連日30人前後と嬉しいことでが、オリンピックを迎え終わった頃から激増だけは避けたいですね。

63歳の私は町役場から未だにワクチンのお知らせが来ない!これから夏から秋に向けて企画展で出向く回数増えるので、どうにか抗体を作って出て行きたいと思ってはいるもののただ待つばかり!



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北海道の冬は粘土の保管にかなり気を使う。
GAKUの粘土置き場は断熱材もあまり使っていない倉庫の電源を抜いている冷凍庫を使ってます。

冷凍庫の中に更に断熱材を使い囲っていますが、連日マイナスが続くと凍れることが有ります。
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今日土練機を使い粘土を作りをしましたが、この写真は軽く凍れた粘土の様子!

ヒビが入っている部分は水分が一度凍った痕で、スライスして持ち上げるとバラバラになります。

凍れが凄い粘土は暖かくなると、凍った水が溶け出しビニール袋に溜まってしまいます。

土練機を通して直ぐに使うと粘りが少なくキレが出来やすいので、ゆっくり寝かす事で粘りが戻り普段通り制作できます。

粘りを作るバクテリアがマイナス気温になると全く活動出来ないのが原因かと考えますが、正解かはどうかは分かりません笑。

過去に北海道や本州でも寒い地方は陶芸不毛地帯と言われた時代があったことはうなずけますね。

暖房設備が整った工房なら凍れ対策に神経使うこと無いですが、設備が無いところは現代であっても凍れ対策は気を使います。

粘土を見て「冬の悪戯!」と思いながらの粘土作りでした笑。



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カップのサイズ変更をしました。
今までの容量が150ml入れた時、口元近くまで来てしまうので、今回トンボも新調し作って今日削り終了。
予定では150ml入れた時溢れる感はなくなると思います。

ハンドルも少し大きて女性なら2本指が入るように改良しました。

6月も終盤になり納品日も迫ってるものや、8月の大丸札幌、10月日本橋高島屋と11月の鎌倉個展と予定が入っている中、大口のオーダーをこなして一年が終わるのかな?…まだ半年も先の話ですが、7月に入ると後半のスピードは毎年ながら早いのなんのって、気付いたら年末なんて事ここ何年かバタバタしてたので、反省も含め7月8月遊びすぎに注意して工房に籠るかな?!

ワクチンの接種が進む中、北海道も新型コロナの感染者数が一気に減って来ている!
嬉しいこととは思うけど、オリンピック開催の為のfAKE?と感じるのは私だけかな?




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物作りは手順を組み立てていきますが、先ず頭の中の完成形を絵に描くなりして、大体のイメージを視覚にしっかり記憶させる。

陶芸で例えると焼成方法は酸化か還元か?釉薬は?作りは?粘土の種類は?と完成形から逆算して進み、又粘土はこれを使いこの形に仕上げ釉薬はこの釉薬で、焼きはこの方法でと戻りの組み立て方式。

粘土も釉薬も焼成方法も全て1種類で有れば、悩むのは形のみと逆算も何も要らない。

もしかしたらこの方法が最良の方法なのかも知れないが、物作りを始めると今以上…更に高みへ!の魔力に取り憑かれる!

あれもこれもしなくてはと思い、あのスキルも欲しいあの焼き方を覚えたいなど、陶芸蟻地獄へ進む。

私もその1人であったことは間違いない。
経験値が上がるにつれ必要の無い物がハッキリとする、即ちあれもこれもそれなりのスキルを得ようとすれば途方もない時間を必要とする事である。

浅く広くよりこの世界は狭く深く進むことでオリジナルが生まれ自分の武器になり、生業として生きていける…。

途中色々な魔力の囁きが聞こえるが、自分の信じる道を進む信念が必要と感じてます。

趣味とプロの違いはと聞かれたら私は迷う事なく「狭く深くを追求してい人がプロ」と答える!
よく言う「極める」はこの人たちの中から生まれるものと信じてます!

陶芸は今を楽しむか最後に楽しむかでスタンスさえ変わる、兎と亀のお話しは本当に物作りの我々には手本となりますね。笑

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削りを終えた飯碗。



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かなり更新をさぼってました笑。

先月鎌倉での三人展に出向いた際に採取して来た物を焼いてみた!
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地層を見た段階では、粘りは少しあるが粘土に使うには難しいと思っていましたが、案の定熔けて釉薬になりました。

単味でも充分釉薬になるかと思いますが、実際素焼きに掛けて本焼きしたらどうなるかはまだ確認できてません。

焼いたら綺麗に素材に付くのか、剥離するのかもこれからですが、色合いが参加金属の変化でとても面白い色合いになり「自然は化学」だと嬉しく感じます。

抹茶盌に使ったらきっと面白いかも?!

今回はただ粉砕して固め(多少の粘性が有るので)素焼きして釉薬を掛けずそのまま焼いてみた結果です。

自然のものは複数の鉱物や酸化金属で成り立っているので、そのまま使えることは本当にありがたい事なんです!
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光の当たり方で赤金見える…この色以外好きかも!

サンプルがこれしか無く、今日慌てて鎌倉でお世話になっているOさんに連絡して、採取して送ってとお願いした。

サンプルが届き次第又試験しようと考えてますので、進展があったらお知らせします。


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