久し振りに作品UPします、今回はカットによるぐい呑み。
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新旧揃い踏み!
定番の沫雪の白に新作の凍裂の黒、どちらもオリジナルん求めた答です。

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沫雪シリーズは粘土は自作粘土に藁灰が主体の白釉薬、勿論自作ですよ、ピンホールと縮れが特徴で、自作粘土でなければこの風合いは出ない。

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凍裂シリーズは粘土は市販品ですが、釉薬は自作で焼き方に工夫をしてます。冷却還元で一度焼いた後もう一度酸化での本焼きをと、ダブル本焼きで釉薬にちりめん状の風合いを作り出してます。

シンプルな一色、この一色でオリジナルを出すこと…ストレート故にごまかしが利かないこと、風合いを追究し生まれたシリーズです。

自然から恩恵を受けて成し得る陶芸の世界、恩恵と言う素材をどの様に使い表現するかは、作り手の経験から得たスキルを駆使して造り出すこと…しかしこれは現状の維持に留まることに成りかねない‼

料理の世界を見たら分かる!
素材の吟味から始まり(粘土の吟味)、調味料の調合量(こちらは釉薬)、そして調理の仕方、焼くのか蒸すのか煮るのかなど(本焼きになる)…勿論これだけでは無いことは承知ですが、次に盛付けとなり(陶芸では調理の仕方の前が下絵や装飾、後が上絵など)、この盛付けにも和洋中によっては違うでしょうが、基本は大事ですがひらめきがその料理に、魔法を掛ける!

私は造形に長けてはいませんし絵心も無い、故にどこに自分の立ち位置を決めるか…原点、恩恵なる素材の粘土を大切にし、決して基本有りきではない、ひらめきで魔法を掛け北国は北海道の風土を表現したいと…何時までも追い続けるだろうなぁ~♪

ひらめきは成功ばかりでは無い…失敗もあるからおもしろい‼


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