先ずこの写真
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この2枚の写真、元々は全く同じ土と釉薬と酸化焼成で仕上げたものです。
下の写真がなぜ違うかと言えば、本焼きが終わってから
サヤを使い中に木屑を詰めて蓋をして870℃で焼いたものです。

炭化を掛ける(サヤの中を還元状態にする)場合は一度本焼きを終えたものは入れず、素焼きか乾燥させたそのものを入れて本焼きの温度1250℃前後まで焼き締めて完成となります。

870℃という低い温度帯でもしっかり炭化になることが分かりました。(軽く叩くと高音に変化)
面白いのは釉薬の変化で、口元に炭酸銅の釉薬を吹き付けましたが、酸化焼成の段階では薄緑で今回の低い温度での焼成でも還元の効果が有り、赤色に変化したことに少し驚きでした。

釉薬はこの温度帯でも変化があり、かと言って熔けている訳でもない…何故なら重ねて焼いたものは融着しなかった。

いろいろ実験すると、まだまだ陶芸って新しい発見があるように思えます。

今回の実験でもう少し炭化の窯変が出るかと期待しましたがそれは無く、全体にグレー色に変わっただけでした。

こういう実験はやはり煙突の付いた灯油窯かガス窯が最高と…かなり無茶しても壊れないもんね笑。


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