物作りは手順を組み立てていきますが、先ず頭の中の完成形を絵に描くなりして、大体のイメージを視覚にしっかり記憶させる。

陶芸で例えると焼成方法は酸化か還元か?釉薬は?作りは?粘土の種類は?と完成形から逆算して進み、又粘土はこれを使いこの形に仕上げ釉薬はこの釉薬で、焼きはこの方法でと戻りの組み立て方式。

粘土も釉薬も焼成方法も全て1種類で有れば、悩むのは形のみと逆算も何も要らない。

もしかしたらこの方法が最良の方法なのかも知れないが、物作りを始めると今以上…更に高みへ!の魔力に取り憑かれる!

あれもこれもしなくてはと思い、あのスキルも欲しいあの焼き方を覚えたいなど、陶芸蟻地獄へ進む。

私もその1人であったことは間違いない。
経験値が上がるにつれ必要の無い物がハッキリとする、即ちあれもこれもそれなりのスキルを得ようとすれば途方もない時間を必要とする事である。

浅く広くよりこの世界は狭く深く進むことでオリジナルが生まれ自分の武器になり、生業として生きていける…。

途中色々な魔力の囁きが聞こえるが、自分の信じる道を進む信念が必要と感じてます。

趣味とプロの違いはと聞かれたら私は迷う事なく「狭く深くを追求してい人がプロ」と答える!
よく言う「極める」はこの人たちの中から生まれるものと信じてます!

陶芸は今を楽しむか最後に楽しむかでスタンスさえ変わる、兎と亀のお話しは本当に物作りの我々には手本となりますね。笑

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削りを終えた飯碗。



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