GAKU blog 新たな作風を求めて!

吉田南岳が手掛けるCERAMIC-STUDIO GAKU

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昨日は私の無くてはならない「札幌陶人社」の柴田さんが、粘土や材料を配達に来てくださいました。
何だかんだ陶芸談義で盛り上がり、気付いたら夕方…! 近くにあるいつものラーメン屋さんへ、ここでもまたまた陶芸談義…そんなに話すこと有る?! 嫌がらずお付き合いして下さった柴田さんに感謝ですね!

北海道で少なくなりつつある灯油窯、GAKUの工房には小さいながら灯油窯が有ります。 使う回数は少ないが、今後採取した粘土の実験にどうしても必要なので、第4の窯として置いてあります。 20160524_154006
ここ1・2年のうちにどうにか作品に仕上げたい粘土が有り、無釉薬の焼き締め…今まであまり見なかった作風を頭の中で描いてますが、現実に表現出来れば最高となりますが、現段階では出来ますとは言えない。 近いうち第4の窯で第4の作品を発表したいなぁ〜!

この窯、去年の地震でかなり動いて脚が台座から落ちそうになっている、煙突も曲がってしまい直しておかないと危ないね! 煙を心配しないで焼ける環境は都会では難しい時代、だから煙を出して焼く事が1つの武器にもなり得ると感じています。 電気窯やガス窯が主流の現代、灯油窯が必要とされなくなってきて、トーマスでも凄いもん作れるぞぉ〜と言わせたいね笑。


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今日からGWがスタート。
いつから正月より休みが長くなったんだろう?

今回は、平成天皇の退位と令和天皇の即位も重なり、10連休とロングランGW。
海外や国内旅行も充実出来るでしょうね!

娘の地元の親友がGWの休みを使って東京から帰京、小さい頃から仲が良く今では第2の実家?笑

その子が昨日、PCを持ってわが家に来た。
娘の話では、「帰ってきてる間wi-fi環境ある実家で友が仕事をしたいって言っているので、家使わせてね」と言うこと、聞くと海外の取引が多い仕事なので、「海外はGW無いから、問い合わせやらのメールを処理しないと大変に成るから」…グローバルだなぁ〜笑!

アメリカで長年仕事をしていた娘の友達、私も彼女に助けられている…製品の取説の栞を英文に直したり、海外からの問い合わせの際の和訳、本当に助けられている。

そんな彼女は、単身アメリカに渡り自分で仕事を見つけ、毎朝車を運転して職場に行っていた。
慣れない頃は運転中よく怒鳴られたって、なれた頃にはこっちが怒鳴ってたって笑。
娘と同じ歳ながら、尊敬している1人です。

娘の友達は本当に良い子が多い、ハワイへ嫁に行った友達も私の作品を夫の友人が経営している、アートギャラリーへサンプルを持って行ってくれ「おじちゃんオーナー良いねって言ってたよ」と…こんな素敵な友を待つ娘に感謝しなくてはいけませんね!

私1人では微力なのは分かっている、応援してくださる方の力がどれだけありがたいことか、必ず恩返しはしますね!

恩返しで1番しなくちゃいけないのは…間違いなく一番苦労をかけている妻ですね笑!
妻言う「いつまで仕事すれば良いの?」…沈黙!


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オーダーのカップのソーサーに施釉、この後薄く透明を吹き付け完了!

毎年ながら私の仕事にGWは必要なしです笑。


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今日は本焼き、陶芸の焼き方には大まかに酸化焼成と還元焼成があります。

簡単に説明しますと、酸化焼成は空気を充分送りながら焼き上げる完全燃焼となり、還元焼成はある温度に達したら空気を抑えながら焼き上げる不完全燃焼と区分けされます。

詳しいことは省くとして、還元焼成の中でも冷却還元なる焼き方があり、今日はその冷却還元での焼成でした。

還元焼成はある炉内温度に達したら今まで充分空気を送って焼いていたのを、空気を抑えてトップの温度例えば1250℃の最高温度設定まで焼き上げて行き、後は酸化焼成で一定時間キープし、終了となります。

冷却還元はトップの温度に達しても還元状態をキープし、徐冷段階である温度になるまで還元状態をキープして焼く方法です。
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ある温度とは私の場合1000℃と決めています、理由はこれといって明確な答えは無いのですが、以前は900℃まで還元をかけていた時がありましたが、稀に土肌が茶色くなる事が有り、今の1000℃に落ち着きました。

1000℃以上高い温度は試していませんので、ハッキリとは言えませんがもう少し高くても大丈夫かなと思っています。

冷却還元で焼く目的は何?
これは鉄分の入っている粘土…一般的に売られている赤土ですが、酸化では薄茶色、還元では濃茶色ですが、冷却還元では茶黒色又はグレー黒となる事です。

釉薬も多少違いがあり、軽く吹き付けると赤金色になりとても魅力が有ります。

焼成段階で多少煙が出ますので、都会のど真ん中では無理かと思いますが、ローカルのGAKUの工房では隣に家がないので、堂々と出来てローカルの強みって所ですね笑!


灯油窯・ガス窯・電気窯焼成方法が違うだけでも風合いは変わるのが陶芸の難しさ、その中でまだまだ私たちが知らない焼き方は有ると思っています。

色合いとなればどうしても釉薬に意識がいってしまいがちですが、焼き方はオリジナルを出す隠れた技法があるはずと密かに思うGAKUです!(記したら密かじゃ無いね笑)


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北海道は秋晴れ…気持ちがいい!

先ずはこの画像
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凍裂
3度目の本焼きをしてみた。
冷却還元→酸化焼成→酸化焼成の結果
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いつもより滑らかになる

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縮れはそれなりに残る

いつもはペーパーを掛けなくてはいけないが、これはほとんど要らないくらい滑らか、特に見込みはザラつきが全く無くなる…これはこれでいい感じ!

アイテムによって使い分けても良いかも知れない、抹茶碗は特に良いかと思いますね。

これで終わりって無いのかも知れません。


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企画展と個展間近の時期にやってはいけないこと
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窯の熱線熔けた!

以前から危ないなぁ〜と思いつつ、期日が迫って止む無く冷却還元を実施!
本来、凍裂シリーズは本焼きを2度やるのですが、一切開けずにそのまま2度目の本焼きに入る予定でした。

マイコンも順調に進み所定の焼成が終了…??
いくら待ってもプログラムが終了のランプに移行しない?
トップのまま温度が下がり始めた、どう言うこと?

翌朝、スーパードクターの札幌陶人社の柴田氏に相談、熱線が断線ならエラー表示するのがエラー表示は無いと伝え、アドバイスの通りいろいろやって分かったこと、違う窯なら普通に通電すること…となればこの窯が何か影響していると判断して冷めてから隣の窯に詰め替えて焼こうと決断!

それでなくても地震で作業が遅れ、最後に断線とは今回の企画展と個展は出来たものを持って行く、半ば諦め気味これに尽きる!笑

唯一代替えの窯がある事の大切さを実感しています!

明日は三越札幌の搬入、会期19日〜25日8F和食器売り場におりますので、お近くの方は是非足を運んで見て下さいね。

明日から1週間札幌人に変身だ!

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