陶の路プロジェクト第二弾募集!
まだまだ募集中!

今日は、とても風が強くて工房の薪ストーブの煙突暴れていますねぇ~!

今日は、少し自分の想いを綴ります。
セオリーを自分の中で消化し、一度自分の引き出しの中へ、実践しその引き出しを増やす、中には二度と開けないものも有るかもしれないが、それでも増やし続ける自分がいます。
沫雪・雪氷はそんな引き出しをクロスオーバーさせて仕上げました。25年程前、萩焼きの三輪休雪さん(後の人間国宝)の藁白のカイラギに感銘を受け、研究に没頭し、雲泥の差は有るがそれなりの縮れは出来るようになった。しかし当時の北海道の陶磁器を見ると、薄利多売が当たり前、やむ無く知識を引き出しの中へ閉まっておいた。

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こちらは雪氷の制作過程、上絵具の赤を一度作品に全て塗る。
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それをきれいになるまで拭き取る事で見えてくるクラック模様、これが雪氷となる。この後、低温で焼成し完成となります。

これはこれで好きなのですが、更に変化をつける
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料理の乗るところは白を残し、縁を雪氷とすることで、作品が落ち着く感が有る。

上絵具を大胆に塗って拭き取る、セオリーからの変化と考えています。先人の残してくれた技法を守る側、また壊す側、どちらも苦労を覚悟してトライしている作家。
私はどちらかと言えば、壊す側かもしれない!

壊す以上、作品に内から出るエネルギーがあるものを作るたいと日々思うのです。

陶歴も年をが明けると30年目となる、気づくと残りのが見え隠れする年代、山に例えると8号目辺りか?
これからは、自分の引き出しフル活用して、少しでも恥ずかしくなく喜んでいただける器を作らなくてはならないと思います。

持っている技術を見直す、組み替える、その中で新たな技法が産まれること、まだまだヒントは潜んでいる!
こんな陶芸ってやはり楽しい。

04

沫雪飯碗


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