この程炭化ラインシリーズに新アイテムが出来ました。
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3mm幅の罫線引きテープを12等分に貼り、黄土主体の
伊羅保釉風配合を軽く吹付け炭化焼成で仕上げました。

シックな仕上がりで使い込む楽しみがあるカップと思います。
炭化焼成の利点は素材の強度が増すことで、陶器の中では
一番硬いのではないでしょうか。

コーヒーの美味しさが少しでもUPするカップをこれからも
作り続けたいと思います。

私がいつも気を付けているカップとソーサーの基準は、カップのハンドルがソーサーより
はみ出さない事・カップの安定性・カップを持ち上げる動作でソーサーが手に触れない事
を重視してます。

視覚以外に感覚的に大事な、手に持ったときの重量感で何も入っていない状態ではなく、
コーヒーは入っている状態を意識した器の重さです。

手に長く持つ動作が多い器はいろいろ有りますが、飯碗・マグ・ビアタン・湯のみetc・・
使い易さとは、視覚からの形だけでは無く一連の動作も含めたことだと思います。

「茶道」における流れるような動作は道具もその一連の動作にとても関係しており
トータル「美」につながると思います。

以前東京の某デパートのバイヤーさんから指摘されたカップのハンドルの位置
「デザインは良いのですが、ハンドルの位置をもう少し下げた方が更に飲みやすいと
思いますよ」とアドバイスを受けたことがあります。

飲み易いとは、形・重さも大事ですがハンドル物はバランスがかなり重要で、
傾け易いことも飲み易いことにつながると再認識しました。

飽きの来ない器を目指し日々頑張るのみ!




昨日より体調いまいちで、鼻水がなかなか止まりません。






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